食の万能品「とうふ」
豆腐は私たちの生活のなかに欠かせない
食品です。
なまものであると同時に、食べ方は様々な方法があります。
そのままで食べても🆗、煮ても焼いても揚げても、どんな食べ方でもいけます。当たり前のことですが、
豆腐の原料は大豆。
国産のものもあれば外国産のものもあります。
昔から豆腐は、精進料理として食していた僧侶や、多く摂っていた地方に長寿者が多いことから、長寿食
といわれてきました。
近年では、栄養学等の確立によって、極めて高い良質タンパク食品であることが科学的に立証され、栄養面
ですぐれた食品といわれています。
最近では、癌・高血圧・動脈硬化・心臓病・糖尿病あるいは成人病・肥満等々の増加を背景に、これらの
発症の抑制や回復、また健康の維持に有効な食品(機能性食品)が注目されています。
豆腐の成分もそれらの機能のあることが次々に解明されており、まさに、豆腐は古くて新しい健康食品なの
です。
《 豆腐の種類 》
岩原とうふのこだわり
《ソフト豆腐》
とは
木綿豆腐の工程中、余り崩しを行わない
で、かつ、圧搾を少なくし、「ゆ」を余り
取らずに仕上げた豆腐を「ソフト豆腐」と
いいます。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の中間の柔らかさと
滑らかさを持ち、木綿豆腐同様のしっかり
とした特徴があります。最近の「柔らか
さ」志向に応じて、このような仕上げが増
えています
「岩原とうふ」は、
この柔らかさ、口当たりの良さを
日々追求しています。
「豆腐」ほどよくできたものはない。
彼は見たところ四角四面の仏頂面をして
いるけれども、決してカンカン頭の木念
仁ではない。柔らかさの点では申し分が
ない。
しかも身を崩さぬだけの”しまり”を持っ
ている。
「煮ても焼いても食えぬ奴」という言葉
とは反対に、煮てもよろしく焼いてもよ
ろしく、汁にしてもあんをかけても、また
沸きぎる油で揚げても、寒天の空に凍らし
てもそれぞれの味を出すのだから面白い。
チリに鍋に入ってはフグと同座して恥じ
ないし、すき焼きに鍋に入っては牛と交
わって相和する。
ノッペイ汁としては大根やイモと良き友
人であり、さらにおでんにおいては、こ
んにゃく、竹輪と協調を保つ。
されば正月の重箱の中にも顔を出し、仏
事のお皿にも一役を承らずにはいない。
彼は実に融通が利き自然に順応する。
彼は、これが自分の境地だと腰を据えて
おさまる心がなくして、与えられたると
ころに従って生き、あるがままの時に即
して振る舞う。
この自然にして自由なるものの姿、これ
が豆腐なのである。
豆腐こそ悟りきった達人の面影がある。
重い石臼の下をくぐり、細かい袋の目を
こして散々苦労してきたのである。
われわれは、彼に比べて到底及びもつか
ない…。
今日も夕飯の湯豆腐の鍋の前で、
しみじみと彼を愛し、
また彼に教えられるのである。